カンボジアの租税総局によると、2012年12月の国税歳入は5250万ドルで、これにより2012年12か月間では7億4050万ドル、前年比25.2%増であった。2012年の国税徴収は国家予算計画の100.6%を達成したことになる。
2013年は8億6600万ドルの国税歳入を目指す同総局は、以下の戦略を打ち出している。
1)税収が下がっているたばこ、日用品、輸出向け医薬品などの生産品目においては、税関、商業省、国庫庁等の関係機関と情報共有を強化する。
2)納税者教育を積極的に行い、特に記帳の促進や納税者の義務の指導を徹底する。
3)税務調査の徹底と国税債務者からの徴収を確実に行う。
4)租税条約の締結、石油業や鉱物資源業、賃貸契約の利益などに対する税法、移転価格対策など、社会・経済情勢に即した租税政策の充実を図る。