NASAは年2月6日、国際宇宙ステーションで撮影されたベルギーのリエージュの美しい夜の空撮イメージを公開した。
この長時間露出のイメージは、欧州宇宙機関(ESA)が開発した「ナイトポッド」カメラ・マウントを使用して、国際宇宙ステーションから撮影されたものである。
多少なりとも経験を積んだ写真家であれば理解できるはずだが、常に動く被写体を長時間露出によってとらえるのは至難の技である。しかしESAはナイトポッドの開発によってそれを可能にした。
ナイトポッドは地球に対する宇宙ステーションの動きを補正するようにデザインされ、ESAのノッディング・メカニズムを組み入れたデジタルカメラ用の機械マウント・システムである。モーターのついたハイテク三脚は、1万7000マイル/時(27,000キロメートル/時)以上のステーションと地球の動きのスピード差を補正することができる。
このシステムは最長6時間まで自動的に機能するので、文字通り宇宙ステーションの乗組員が眠っている間にも撮影が可能だ。