富士重高橋専務「アメリカのお客様を強く意識した商品作りが評価頂いてる」

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富士重工業・高橋充取締役専務執行役員
  • 富士重工業・高橋充取締役専務執行役員
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  • スバル・アウトバック(日本名:レガシィ アウトバック)の2013年モデル
  • スバル・インプレッサ  (北米仕様)
  • スバル・新型フォレスター

富士重工業の高橋充取締役専務執行役員は2月6日に都内で開いた決算会見で、収益をけん引するアメリカ事業について「アメリカのお客様を強く意識した商品作りに、ここ数年取り組み、それがご評価頂いていると思う」と述べた。

高橋専務は「今から5~6年以上前は日本人が日本人のために開発した車を全世界で販売していたというのが私どもの車開発の基本姿勢だった。しかし北米を重点市場と位置付けてからは、開発は日本人がやるが、特に北米のお客様を意識した車づくりに変更した」と、これまでの経緯を説明。

「以前はアメリカのお客様にとってボディサイズが各セグメントにおいて小さかった。主力の『レガシィ アウトバック』はアメリカでDセグメントに属すが、特に室内が狭いという声を頂いた。ところがその大きさというのは日本やヨーロッパのお客様にとってはむしろジャストサイズではあったが、アメリカのお客様にとっては小さい」と指摘。

このため「そこをきちっと室内サイズを広げた。それから燃費を良くした。衝突安全性能等の安全性能を良くした。さらにデザインをとくに北米のお客様に受けるように変えてきた。このようなものが商品としてご評価頂けたポイントと思う」と述べた。

富士重は同日、2013年3月期のアメリカでの販売計画を従来から約8000台上積みの35万7200台とした。高橋専務は「足元の1月の小売台数も前年比20%超の実績をだした。これから本格的に第4四半期で投入する新型『フォレスター』にも手ごたえを感じている。それを踏まえて通期の目標を上方修正した」と語った。

《小松哲也》

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