三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは2月1日、1月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4659台。前年同月比は1.1%減と引き続き減少したが、2012年12月の8.3%減からは、持ち直している。
4659台の内訳は、乗用車が前年同月比7%減の2691台。SUVなどのライトトラックは、前年同月比8.2%増の1968台と伸びた。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き好調。1月は三菱の米国販売全体の約3割の1350台を販売し、前年同月比は21%増と大きく伸びる。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「アウトランダースポーツは燃費のいいクロスオーバー車を求める顧客に人気。もちろん、デザインや動力性能も犠牲にしていない」とコメント。
一方、1月の総販売台数は前年同月比1.1%減の4659台と、引き続き減少傾向。しかし同社は、「生産中止となった車種を除いた現行生産車だけで見れば、前年同月比は59%の伸び」と説明している。