NASAは「今日の天文学画像」の中で、射手座の中にある三裂星雲の妖しげで煌びやかなイメージを公開した。
このイメージで、射手座の恒星を形成する地域に存在する三裂星雲は、増殖するガスと塵の道が混合された不可思議な様相を見せている。そしてその中心には3本の張り出した塵の列がその名に代表されるように集まって見える。
山のような不透明な塵が右側に表され、他の暗い繊維状の塵が星雲全体を織り成している。中心付近にある一つの巨大な恒星が三裂星雲のほとんどの光源であり、M20としても知られる星雲はわずか30万才で、知られているところの最も若い発光星雲の一つである。
星雲は約9000光年の距離にあり、このイメージはおよそ10光年の幅で示されている。このイメージはすばる望遠鏡によってもたらされたイメージの中の発光体と、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された詳細部分を合成したものである。