新疆南路を行く(17) コルラ 危険なモンゴル流宴会

6.コルラ   (1)危険なモンゴル流宴会そしてコルラに到着。コルラ市内は…

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6.コルラ   (1)危険なモンゴル流宴会

そしてコルラに到着。コルラ市内はこれまでの新疆の都市と異なり、ウルムチに近い、発達した街だった。KFCなどの外食、ブランドショップなども見え、景気の良さを伺わせた。今日の宿泊先は巴音郭楞(バインゴロン)賓館。何か馴染みのない名称だなと思っていたら、何とここはモンゴル自治州。新疆にもモンゴル族が多数住んでいるのだ。だが、何故モンゴル族多いのだろうか。どうやら新中国後に大量の移住が行われたらしい。

今回のJ教授、S教授のお知り合いは、モンゴル族。お互いが北京に居た時に知り合ったというS教授とモンゴル族幹部。不思議な出会いから、今日があった。面白い。夕食はモンゴル式歓迎宴会。テーブルには豪華な食事が並び、美味しく頂く。そして・・。

モンゴル式の歓迎宴。5人のモンゴル服を着た男女が登場し、歓迎の歌を歌ってくれる。そして踊る、そして酒が入る。白酒だ。一番恐ろしいのは女性三人が金の杯、銀の杯、玉の杯の3つになみなみと白酒を注ぎ、お客に1つずつ渡す。相当の量があるため、お客が途中で杯を返そうとすると、女性はさっと手を開き、受け取ろうとしない。絶対に受けた杯は飲まなければならない。

そしてその儀式は、1人ずつに行われ、全員がへべれけに酔う。A教授は横のソファーに倒れている。まさに飲めや歌えや大宴会。最終的には数人をホテルの部屋にかつぎ込むことになる。実に久しぶりの事態に呆然。

《須賀 努》

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