ホンダの岩村哲夫副社長は1月31日の決算会見で、2013年の四輪車販売について前年比15%増の440万台を計画していることを明らかにした。主力の米国および中国で過去最高の販売台数を見込み、2年連続の記録更新を目指す。
岩村副社長は「2013年は440万台を狙っていきたいという計画をたて、各地で頑張っていこうと思っている」と述べた。2012年の販売台数は前年比23%増の381万7000台で過去最高を更新した。2013年はさらにそれを塗り替えることになる。
このうち主力の米国は「過去最高を目指したい。過去最高というのは2007年に155万台をやりきっている。今年はそれを凌駕したいということで考えている」という。2012年実績は前年比24%増の142万2000台だった。
一方、中国は「昨年は60万3000台で、尖閣など色々な影響もあってだいぶ落ち込んだが、今年については是非、昨年当初掲げた75万台これをやり切りたいということで進めている」という。中国での過去最高の販売台数は2010年の65万5000台で、これを10万台近く上回る水準となる。
また国内に関しては「74万5000台が12年の数字でございますけど、できるだけこれを頑張って伸ばしたいと考えている」と述べるにとどめた。