急速充電のCHAdeMO、全世界の設置台数が2000基突破

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日産リーフとCHAdeMO
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CHAdeMO(チャデモ)協議会は1月22日、全世界のチャデモ規格のEV用急速充電器の設置台数が、1月22日の時点で2000基を超えたと発表した。

チャデモ協議会は、2010年に設立。自動車メーカーの垣根を越えて、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)の急速充電装置の統一規格を目指そうという取り組みだ。現在、日産自動車、三菱自動車、トヨタ自動車、PSAプジョーシトロエンをはじめ、電力会社、情報通信会社、地方自治体など、26か国430以上の企業が参加している。

およそ2000基の内訳は、日本国内が1381基、欧州が601基本、米国が154基。合計で2136基が全世界に設置され、充電インフラとして活躍中だ。過去1年間で、日本は前年比66%増、欧州は280%増、米国は13倍にも増えた。

チャデモ規格の急速充電器は、最大100kW まで対応可能。コネクターを使って、高電圧の直流50kW を出力する。直接車両のバッテリーに対してDC充電を行い、15-30 分でバッテリー容量の約80%を充電できる。

チャデモ協議会の志賀俊之会長(日産自動車の最高執行責任者)は、「世界の急速充電器の設置台数は、1 年前には約1000 基で、そのほとんどが日本。現在、日本だけではなく、欧州、米国などで導入が進み、2000 基に拡大した。2013 年末までに、さらに2 倍の4000 基以上とする計画」と述べている。

《森脇稔》

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