アメリカ空軍はこの度、2013年1月25日に公表された今週の写真集の中で、A-10サンダーボルト2の周りの雪掻き作業をする兵士の姿を撮影したイメージを発表した。
このイメージは第455遠征航空メンテナンス飛行中隊のメンバーが、アフガニスタンのバグラム飛行場で作業する様子を、2013年1月13日に撮影したものである。
A-10サンダーボルト2は低い速度と高度での旋回性に優れ、極めて正確で生存力のある武器を搭載する航空機で、広範囲の戦闘半径と短い離着陸距離を持ち、前線付近でのオペレーションを可能にする。
サンダーボルト2は翼の前方に位置する単座シートと、パイロットに全方向の視野を提供する大きなバブル・キャノピーに互換性のある、ゴーグル、ナイト・ビジョン・イメージング・システム(NVIS)を搭載する。
パイロットは、飛行コントロール・システムも同時に守るタイタニウムの装甲によって保護され、貫通性のある直撃や、23mmまでの爆発性弾丸から身を守ることができる。
A-10サンダーボルト2は、通常目的の爆弾、集束爆弾ユニット、レーザー誘導爆弾、JDAM、WCMD、AGM-65マーベリック、AIM-9サイドワインダー・ミサイル、ロケット、照明弾、一分間に3,900発の弾丸を射出してタンクなどを含む敵を掃討するGAU-8/A 30mmキャノンなど、バラエティー溢れる武器の搭載が可能である。
A-10サンダーボルト2は2機のGE製TF34-GE-100ターボファンによる9,065ポンドの推進力を持つエンジンで、マッハ0.75のスピードと2,580マイル(約4,152キロメートルの飛行距離を持つ。