【キャデラック ATS 発表】パフォーマンスを表現するためのデザイン

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キャデラック・ATS
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3月より導入が開始されるキャデラック『ATS』は、競合他社との差別化を図るためのポイントのひとつに、デザインがあるという。

「ヨーロッパや日本のラグジュアリーモデルにはない存在として位置づけたい」とその理由を語るのは、ゼネラルモーターズ・ジャパンコミュニケーションズ/R&Dサイエンスオフィスディレクターのジョージ・ハンセンさん。「独特なキャデラック、あるいは、アメリカにしかないキラッとした感じのデザインです」

最も特徴的なのは、縦型のヘッドライト及びテールランプだ。これは、以前からのキャデラックの特徴で、特にテールランプは60年代のキャデラックのテールフィンをイメージし、「それを現代風にアレンジしたもの」である。

CTSから始めたライトパイピングも特徴的だ。「他のメーカーはLEDがひとつひとつ点灯するが、キャデラックはパイプを使うことで線上に光って見え、これが独特なデザインとなっています」と述べる。

また、キャデラックのデザインコンセプト“アート&サイエンス”のテーマに則り、「昼はもちろんのこと夜や雨の日でもキャデラックとわかるように、シャープなキャラクターラインやエッジなどで表現しています。また、フロントやリアをはじめ様々なところにVシェイプを描いているのも特徴です」と、キャデラックのデザインエレメントが随所にちりばめられていることを説明する。

さらに、ATSはエンジンやシャシー性能などのパフォーマンスを最重要視して開発されており、そのパフォーマンスを強調するようにデザインもなされている。具体的には、「スタンスの力強さや、フロントオーバーハングの短さなどです」。他にも、リアスポイラーは単なるデザインエレメントだけではなく、空力を含めてクルマの性能をサポートするものとなっている。

ATSのエクステリアデザイナーのブライアン・スミス氏も「このセグメントにはないドラマチックな存在感を持っています。どの角度から見ても、パフォーマンス!と叫んでおり、ドアを開ければ、即、走りたい!と叫んでいるクルマです」と語っている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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