国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は1月18日、サラワク州ミリ近郊の陸上油田「ブロックSK333」鉱区の「アドン・クチル・ウエスト-1」油井で石油及びガスを発見したと発表した。
沿岸部での油井発見は、1989年のサラワク州「アサム・パヤ」油井以来、24年ぶり。「アドン・クチル・ウエスト-1」はミリから約20キロメートルの場所にあり、JX日鉱日石開発がペトロナス・チャリガリと合弁で手掛けている。
掘削深度3,170メートルのところで、厚さ349メートルの炭化水素の層に到達した。掘削試験で、日産440バレルの原油、同1150万立方フィートの天然ガスの生産量が確認できたという。