ルネサス エレクトロニクスは、HV・EVモーター駆動システムソリューションを出展した。インバータとIPM/SRモーター、さらにその駆動状態を確認できるソフトウェアのパッケージを提供することにより、開発期間の短縮と費用削減につながるとしている。
これまでは、インバータやモーターを単体として組み上げた参考パッケージを公開することはあったが、インバータ、モーター、ソフトウェアまでを連結して出展することはなかったという。この拡張パッケージはルネサスに加え住友グループらの連携で実現した。拡張パッケージにより自動車メーカーやティア1サプライヤーといった顧客に対し、より効率的なソリューションが提供できるとしている。
マイコンについては『SH72AW/AY』についてプレゼンテーションを開催。従来はソフトウェアとして搭載されていたEMU(モーターコントロールユニット)と、外部に設置されていたR/Dコンバータをマイコンに取り込むことで、コスト圧縮効果やCPUの負荷低減を実現するとした。