ルネサスが甲府工場でEV向けパワー半導体の生産を開始

甲府工場外観
  • 甲府工場外観
  • 開所式 テープカットの様子(左から3人目:ルネサスの柴田英利CEO、左から4人目:長田公山梨県副知事、左から5人目:保坂武甲斐市長、左から6人目:塩澤浩昭和町長)

ルネサス エレクトロニクスは、電気自動車(EV)向けのパワー半導体需要の増加に対応するため、甲府工場(山梨県甲斐市)の稼働を開始した。

甲府工場は、ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリングの傘下で、150mmおよび200mmウェハ対応の生産ラインを持っていたが、2014年に稼働を停止していた。しかし、脱炭素化社会への移行とパワー半導体の需要増に伴い、ルネサスは甲府工場を300mmウェハ対応のパワー半導体専用ラインとして再稼働させることを決定した。

2022年5月の決定後、ルネサスは900億円の設備投資を行い、2024年4月1日に開所式を迎えた。甲府工場では、IGBTを中心としたパワー半導体の量産を2025年から開始し、生産能力を現在の2倍に増強する予定だ。


《纐纈敏也@DAYS》

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