アハマド・フスニ・ハナズラ第2財務相は、物品・サービス税(GST)に関して良い反応を得ているが、政府は導入を急がない考えを明らかにした。
アハマド第2財務相は、政府がGSTに関し協議を行っている段階で、まだ導入の決定を行っていないとコメント。さらに協議を進め、国民に対してGSTに関する周知を行っていく方針だという。政府が行った調査で、GSTは140カ国で導入されており良い税金システムだとの結果が出ているが、国民が第一であるためすぐには導入しないと述べた。
導入時期に関して、アハマド第2財務相は国会で導入案が可決してから18カ月後となるとし、来年初旬にも導入されるとの報道を否定した。政府や民間部門、企業は導入の準備に1年から1年半要するとの予想を示した。
GST法案は2009年12月に下院議会に提出された。2010年3月に行われる予定だった第2読会が延期され、そのまま先送りとなっていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月14日、ベルナマ通信、1月13日)