野党連合・人民同盟(PR)の一角を占める民主行動党(DAP)が昨年12月に開催した党大会における中央執行委員改選の集計ミスを公表。
改めて選挙結果の訂正と謝罪を行ったが、与党連合・国民戦線(BN)側がここぞとばかりDAP批判を強めており、総選挙を目前にしてダメージは避けられない情勢だ。
12月15日に発表された選挙結果では、立候補した68人のうち20人が委員に当選したが、8人が立候補したブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)は一人も当選せず、BNはDAPがマレー人を差別していると主張し批判していた。BNはDAPによる訂正が19日も経った後に行われたことについても批判しており、さらに訂正によってマレー系のザイリル・キル・ジョハリ氏が当選したことについても「マレー人が委員に選ばれなかったことへの批判を躱すために操作した」と断じた。