宮城県の女川町宿泊村協同組合は、被災地初のトレーラーハウス宿泊村「Elfaro(エルファロ)」の開村式を12月27日に行った。
開村式には、女川町長、女川町商工会長、東北経済産業局、宮城復興局など県内外から約80人が集まった。
同組合は、東日本大震災の際、津波で旅館が全壊した4人の旅館オーナーによって2011年10月に設立された。女川町は、震災により8割が壊滅しており、平地のほとんどは建築制限により旅館などの建築が不可能となっている。そこで、建設ではなく、設置する宿泊施設としてトレーラーハウスを町営住宅跡地に設置した。
同組合理事長は挨拶で、「女川は着実に復興しています。私たちもやっと一歩を踏み出すことができます」と、同施設を通じて被災地全体の復興実現に寄与することを誓った。
同施設は、年間約3億円、復興期限の2019年までに約20億円の経済効果を見込む。