カンボジアとタイ間で旅行者の行き来を促進するため、2国によるシングルビザが発行された。
エーヤーワディ・チャオプラヤー・メコン経済協力戦略(ACMECS)の試験調査として実施され、35の国の旅行者が両国間をシングルビザで移動できるようになる。旅行者はそれぞれの国の大使館や領事館にて申請することが可能だ。
タイのThong Khon観光相は今回のシングルビザ発行に関して、両国間の旅行を促進させ、相互に利益を生むだろうとコメントしている。今後経過を見て、問題がなければラオスとミャンマー、ベトナムでも実施する予定だ。
カンボジアにとって、タイは観光客が来るハブの役割を果たしている。2008年以降、国境での軍事衝突により停滞していたが、インラック首相が政権を握って以降改善。今ではカンボジアへの観光客の35%はタイからの入国となっている。
また同時にタイ人観光客も増加。今年最初の10か月で昨年同時期の90.1%増しの16万0028人に上っている。