カンボジアで日系プロサッカークラブが発足

12月11日、カンボジアに本社を置く日系ベンチャー企業「トライアジアグループ」が、カンボジア国内のサッカーリーグにプロサッカークラブ「トライアジア・プノンペンF.C.」を設立すると発表した。

エマージング・マーケット 東南アジア

12月11日、カンボジアに本社を置く日系ベンチャー企業「トライアジアグループ」が、カンボジア国内のサッカーリーグにプロサッカークラブ「トライアジア・プノンペンF.C.」を設立すると発表した。

トライアジアグループは今年7月からカンボジアで飲食店事業を行っており、11月には「キリヤ・カフェ」というカフェをプノンペンでオープンさせている。さらに来年3月までにビュッフェスタイルのレストランと2号店となるカフェのオープンも決まっている。

飲食店事業を行う同社がカンボジアでサッカークラブ設立に至った理由について、代表の横井朋幸さんは「カンボジアにおいて飲食ビジネスを展開する立場として、食育および健康にも配慮した活動をしていきたいと考えている。そのなかでスポーツ選手の育成も重要な活動だと考えている」と述べた。

監督には、カンボジアU16、U17代表監督を務めた吉岡大介さんが就任。吉岡さんは「これまでカンボジアでユース代表選手を育てる活動をしてきたが、高い技術があるのに家庭の事情やけがなどでサッカーを辞めざるを得なかった選手を少なからず見てきた。そういった選手たちに再チャレンジの場を与えることができないかと考えていたときに今回の話が舞い込み、自分の思いを形にできるのではないかと思った」と監督就任の理由を話した。吉岡さんのもとには、日本代表のザッケローニ監督をはじめとする世界中から激励の声が届いているという。

チームのエンブレムは、象をモチーフにしたもの。「象はアンコール王朝時代は戦闘に使われており、戦いや強いものの象徴とされている。また象のようにずっしりと地に足をつけた活動をしていくという決心を表している」(横井さん)

トライアジア・プノンペンF.C.は2013年より三部リーグに参入し、まずは上位リーグ昇格を目指すことになる。

編集部

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