商用トラック世界2位のスウェーデンのボルボ(ボルボカーズとは別会社)は12月19日、11月の世界商用車販売の結果を公表した。総販売台数は9446台。前年同月比は17%減と落ち込んだ。
市場別では、信用不安が続く欧州が、前年同月比13%減の3835台と不振。中でも、西欧は17%減の2530台にとどまった。東欧は4%減の1305台と、減少幅を最小限に抑える。
また北米は、前年同月比24%減の2243台。南米も21%減の1712台と落ち込む。ボルボによると、経済情勢の悪化が要因だが、ブラジルでは好転材料も見られるという。アジアも19%減の1132台と減少した。
一方、これら以外の残る世界市場では11月、524台を販売。前年同月比は29%増と伸びている。
ボルボの2012年1-11月世界商用車販売は、前年同期比7%減の9万6090台。同社は、「欧州の工場では需要減により減産中。さらに需要を見極め、生産調整する必要がある」と説明している。