【シンガポール】 ランドスタッドが実施した調査によると、マレーシアの被雇用者の94%が来年の昇給を期待していることが分かった。調査は32カ国の被雇用者1万4,780人を対象に実施された。
第4四半期の「ワークモニター・リポート」によると、昇給を期待しているとの回答率は、アジア太平洋では中国が82%と最も高く、シンガポール(76%)、豪州(75%)、ニュージーランド(69%)、日本(42%)などとなった。
ランドスタッド・マレーシアによると、マレーシア国内では多くの企業の業績が好調で、82%の被雇用者が所属する企業の事業が好調だと答えた。仕事量が増えているが、回答者の95%は来年、ワーク・ライフ・バランスを改善したいと答えたという。
雇用主は、従業員が働きすぎで「燃え尽き症候群」にならないようにするための労働文化を創出することが重要だという。マレーシアの回答者405人の71%は雇用主からクリスマス・パッケージや商品券、ボーナスなどを受けることを期待していると答えた。
ランドスタッドによると、こうした賞与やインセンティブが従業員の維持やモチベーションの向上に繋がるという。