三菱ふそうトラック・バスは12月18日、大型トラック『ふそう』と大型バス『エアロエース』、UDトラックスブランドの大型バス『スペースアローA』など計5車種の燃料ホースに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年11月4日~2012年10月24日に製作された1万3565台。
燃料ホースから溶け出した亜鉛が軽油中の成分と反応して生成された化合物により、燃料噴射装置の内部バルブが固着するため、エンジンの異音、白煙の発生、エンジン制御システム異常の警告灯が点灯し、エンジンの始動不良や吹け上がりなどに至るおそれがある。
全車両、燃料ホースを対策品に交換する。また、燃料噴射装置に異常が認められたものは全数交換する。
不具合発生件数は133件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。