ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク(UOBマレーシア)が実施した「2012年マレーシア中小企業調査」で海外の進出先としてインドネシアがトップとなった。
調査は、様々な業種の中小企業(SME)の事業主450人を対象に調査を行った。2位が中国、3位がシンガポール、4位がタイ、5位がインドとなった。
また、3分の2の企業が3年以内に市場拡大を計画していると回答した。55%が国内で、45%が海外への拡大を計画している。
UOBマレーシアのウォン・キムチューン最高経営責任者(CEO)は、インドネシアと中国は欧州と米国での経済の不安定さの影響から回復を見せていると指摘。2国の強い消費者の需要と経済成長の維持が今後、マレーシアのSMEが海外進出する上での重要なポイントになるとコメントした。
同社には過去数ヶ月、SMEからインドネシアや中国へ事業拡大のための資金調達についての問合せが増加している。特に飲食業、印刷業、包装業、建設関連業からの関心が高いという。