ボーイング、米空軍のX-37B再使用型軌道試験機の打ち上げ成功

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ボーイングは、米空軍の「X-37B再使用型軌道試験機」の打ち上げに成功したと発表した。

ボーイングは、X-37Bの主契約企業で、今後も再使用可能な無人小型宇宙船の性能実証を継続する。

今回打ち上げられたのは軌道試験1号機(OTV-1)で、ケープカナベラルの第41施設からアトラスvロケットによって打ち上げられた。

X-37Bは、航空機と宇宙船の特徴を組み入れた無人試験機で、宇宙探索、リスク軽減、運用概念の開発に向けた再使用型機技術のテストを行っている。

OTV-1が初めて打ち上げられたのは2010年4月で、同年12月に帰還した。無人機が宇宙から帰還して地上に着陸したのは米国史上初のことで、それまではスペースシャトルが唯一の滑走路に着陸可能な宇宙船だった。

2号機であるOTV-2は、2011年3月に打ち上げられて今年の6月に帰還、宇宙での活動469日という再使用型機としての記録を更新した。それまでの記録は、スペースシャトル(ディスカバリー)による宇宙滞在累計365日だった。

ボーイングは、米空軍研究所のX-40、NASAのX-37、米国防総省国防高等研究事業局のX-37大気圏滑空試験機など、数多くのプログラムに参画している。

《レスポンス編集部》

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