誤って死亡登録の女性、38年ぶりに「生き返る」 マレーシア

国民登録局(NRD)により誤って死亡登録されていたペナン州セベラン・プライ在住の華人女性が、38年ぶりに「生き返る」ことになった。

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国民登録局(NRD)により誤って死亡登録されていたペナン州セベラン・プライ在住の華人女性が、38年ぶりに「生き返る」ことになった。

今年で72歳になるこの女性は、2007年にNRDが行ったデータ更新作業の際に、入力ミスのために誤って1974年3月15日付けで死亡したことにされてしまったという。

女性は昨年の低所得者向け給付金「1マレーシア・ピープルズ・エイド(BR1M)」申請時にようやく自分が「死亡」していたことに気付き、NRDに登録の修正を求めていた。女性は2008年の総選挙の際にも記録がないという理由で投票できなかったが、この時には特に追求しなかったために気付かなかった。

なお女性は「死亡」していたはずの2009年になぜか問題なくパスポートを発給を受けており、当局によるダブル・ミスが起きていたことも明らかになった。

伊藤 祐介

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