12月8日付のベトナム紙ティンモイ電子版などによると、同国政府はこのほど、ベトナムを訪れる外国の軍用船に対する第104号議定を公布した。
これによれば、ベトナムを訪れる外国の軍用船はベトナムの各管理機関の許可を受けることが必要で、ベトナムの法律規定を尊重し、これを遵守しなければならないとしている。
さらに、(1)外国の軍用船および乗組員の活動は合意された計画通りに実行されなければならない(2)外国の軍用船がベトナムの領海に入る際は、その軍用船の国の国旗と同位置にベトナム社会主義共和国の国旗を掲げなければならない(3)ベトナムを訪れる外国の軍用船の乗組員は、入国手続きおよび来航手続きを終えるまでは船を降りてはならない。また、国家管理機関が出国手続きおよび出港手続きを行う前に船に戻らなければならない‐‐などと規定している。
その他、同議定では外国の軍用船がベトナムで行ってはならない活動、出入国に関連する手続きなどについても具体的に規定している。同議定は、1996年10月1日付第55号政府議定に代わるもので、2013年1月20日に発効する。