タイの大学新卒者の給与は医師が最高水準…月給12万5000円

タイの大学を卒業したばかりの新卒者の職業別平均月給水準は、医師がトップの5万1000バーツ(1バーツ=約2.5円。約12万5000円)、次いで歯科医師...

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タイの大学新卒者の給与は医師が最高水準!一般事務の5倍以上にも!タイの大学を卒業したばかりの新卒者の職業別平均月給水準は、医師がトップの5万1000バーツ(1バーツ=約2.5円。約12万5000円)、次いで歯科医師の4万8000バーツ-。こんな結果がタイ国家統計局のまとめで分かった。

詳しい内訳は上記イラストのとおり。平均月給の高い順に、医師が5万1285バーツ、歯科医師が4万8359バーツ、薬剤師が1万7389バーツ、建築士が1万5756バーツとなっている。

ランキングにはワースト5も描かれており、イラストの下段がそれ。ワーストの職種順に一般事務が9311バーツ、広報担当が9719バーツ、人事担当が1万115バーツ、経理担当が1万174バーツ、栄養士が1万1361バーツ。タイの大学進学率はここ数年、上昇を続けており、現在、50%弱の若者が学士教育を受けている。それにしても、新卒にしてこれほどの開きが生じているのは驚きだ。

上記イラストには、該当する学部の卒業人員に対する求人数のデータも書かれている。赤地に白抜きの吹き出しになった部分がそれ。

例えば、医師については医学部の卒業生1500人に対し、必要とする求人は4259人。第3位の薬剤師についても1700人の卒業生に対し、必要とする求人は2971人と一部の職種に限っては大幅な人手不足が続いていることが分かる。

一方、歯学部の卒業生500人対する求人数は472人。工学部建築学科などの卒業生を対象とした建築士の就職状況も、卒業生3500人に対し求人は950人と大幅な買い手市場となっている。

タイ経済は2013年以降も高い伸びを続けるとされている。しかし、一部の職種に求人が集中する状況が好ましいことでないことは言うまでもなく、加熱するタイ経済に対する抜本的な対策が求められている。

タイの大学新卒者の給与は医師が最高水準!一般事務の5倍以上にも!

《編集部》

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