農村の収穫がリエルの増価に…カンボジア

経済の好調と、農村部門の収穫シーズンを迎えたことなどにより、リエルの価格は10月末からの数週間、ドルの価格に対して上昇した。10月末は1ドル=4042リエルだったが、現在は3998リエル となっている。

エマージング・マーケット 東南アジア

経済の好調と、農村部門の収穫シーズンを迎えたことなどにより、リエルの価格は10月末からの数週間、ドルの価格に対して上昇した。10月末は1ドル=4042リエルだったが、現在は3998リエル となっている。

リエル需要の増加は、カンボジア経済の好調の他に、リエルで行われる徴税の改善と、農村部門の収穫シーズンの到来によるところが大きいと、銀行家やエコノミストは述べている。改善した徴税によって市場からリエルをより吸収でき、また農村の人々は収穫物を売るとき、リエルを使うことを好むためだ。

リエルの増価は経済の構築に貢献し、NBC(カンボジア国立銀行)によるリエル使用を促進政策の後押しをすることが期待される。

2010年のNBCの調査によると、カンボジアでは銀行預金の約90%がドル建て。カンボジア人の37%がリエル、27.5%がドル、33%が複数の通貨で給与を受け取っている。

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