カンボジア政府、低金利銀行の設立を規制を実施…中小企業圧迫か

カンボジア政府は、中小企業に特化した銀行を今後設立しない方針を示した。

エマージング・マーケット 東南アジア

カンボジア政府は、中小企業に特化した銀行を今後設立しない方針を示した。

これに対しエコノミストたちは2015年に控えたASEAN経済統合に向けて、中小企業のバックアップを行うことが必要だと反発している。

経済財政省のHang Chounnaron長官は「中小企業向けの銀行は金利が低く、すでにある個人向け融資機関やマイクロファイナンス機関を圧迫する。カンボジアはそうしたタイプの銀行は設立しない」と話した。

しかし、エコノミストの中には2015年のASEAN経済共同体構築に向けて、中小企業のための専門銀行は必要だとの意見もある。

また Zaid Ibrahim and Co 専務のChew Seng Kokは「日本やマレーシアなどのいくつかの国では中小企業向け銀行を作って成功している。カンボジアのビジネスの98%は中小企業によるものだ」と述べている。

カンボジア商工会議所のChum Vateyは、既存の低金利の金融機関と中小企業向けの銀行が両立するのは難しいだろうと述べている。

(プノンペンポスト要訳、11月20日)

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