フェデックス、100%外資の現法設立を計画…ベトナム

26日付のベトナム・インベストメント・レビュー電子版などによると、国際エクスプレス輸送のフェデックス・エクスプレスはベトナムでの活動拡大を目指し、100%外資による現地法人設立を計画している。

エマージング・マーケット 東南アジア

26日付のベトナム・インベストメント・レビュー電子版などによると、国際エクスプレス輸送のフェデックス・エクスプレスはベトナムでの活動拡大を目指し、100%外資による現地法人設立を計画している。同社のアジア太平洋地域社長のディビッド・カニングハム氏が、ベトナム計画投資省ダオ・クアン・トゥ次官との会談で明かした。

ベトナムでは、外資系企業は2012年1月10日まではベトナム企業との合弁形式でしか速配サービスを提供することができなかったが、同1月11日以降は100%外資企業を設立することが可能となっている。カニングハム社長はトゥ次官に対し、100%独資の会社を設立するための申請書類などはすでに提出済みで、ベトナム政府には同社の計画を支援してくれることを期待しているなどと語ったという。

フェデックス・エクスプレスは、世界220以上の国と地域で貨物輸送サービスを展開しており、ベトナムでは1994年から正式に事業を開始。地場の民間2社(Scabornes社およびDanatrans社)との提携を通じて、速配サービスを提供してきた。現在は、ベトナム(ハノイ、ホーチミン)とアジアおよび北米の計19カ所とを結んでいる。

ベトナムでは、ベトナムが世界貿易機関(WTO)に加盟する前から、フェデックスのほかにDHL、TNT、UPSの大手有名速配各社が地場企業との合弁形式でベトナム速配市場への参入を果たしており、現在、この4社だけでベトナム市場のシェア80%を占めているという。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

Response.TV
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画