ビーウィズは、新型ルームミラー型リニアPCMプレーヤー「ステートMM-1D」を12月1日から受注を開始、2013年2月1日から発売すると発表した。
新型プレーヤーは「ミラー・メディアMM-1」の後継で、約7年半ぶりの全面改良となる。新製品は、MLコネクター規格によるデジタル接続専用機で、ミラー・メディアMM-1との置き換え用や、同社製マルチプロセシングDACシステム「BEWITHSTATE」との接続に特化した仕様となっている。このため、製品は当面、全国のBEWITH製品取扱販売店の一部店舗から先行導入する。
一般的なオーディオ機器との接続に対応した新型インターフェースユニット付きの製品は、2013年春に販売店舗を拡大した上で追加発売する予定。
ステートMM-1Dは、ミラー・メディアMM-1、BEWITHSTATEのユーザーを対象に、再生フォーマットや接続規格などに完全な上位互換性を持たせながら、デバイスから筐体まで、部品点数ベースで90%以上の構成部品を刷新した。
強靱で軽いマグネシウムダイキャストをフロントケース、バックケース、回路基板ブラケットのすべてに高精度オールマグネシウムボディを採用した。BEWITHの金属加工技術を駆使し、オリジナルデザインと軽量設計にしながら、車載機器にとして高い耐熱性・耐候性を実現した。オールマグネシウムボディは、金属素材ならではの支持剛性とシールド特性、マグネシウムの特質である適度な内部損失によって音質、特にS/N感の向上に寄与する。
HiFiオーディオ再生に特化して開発したBEWITHオリジナルの新世代サウンドエンジンを搭載し、信号経路と演算動作の両面で信号処理のシンプル化を推進した。
車載ソースユニットとしての最高音質を目指した非圧縮リニアPCMオーディオプレーヤー部は、曲名、アーティスト名、ファイル名などの日本語表示が可能で、再生(認識)可能フォルダー数を最大総合計約2万フォルダー、ファイル(曲)数を総合計約10万ファイル、対応メディア容量を最大64GBまで引き上げた。メディアには、コンパクトフラッシュを引き続き採用した。
コントラスト比を飛躍的に高めたLEDバックライト方式の高精細3.5型カラー液晶デジタルディスプレイをミラーガラス裏側に内蔵し、プレーヤーの動作ステータスなどの文字情報を鮮やかに表示する。バックカメラなどの外部映像信号との重畳表示にも対応する。
ミラーガラスには、光学品質と耐熱性・耐衝撃性を持つドイツのショット製高性能光学ガラスを採用し、裏面に誘導体多層膜融着処理(8層)を施すことで反射率90%以上の最高級ハーフミラーに仕上げた。
価格は21万円。