住友電工、インドネシアで自動車向けオイルテンパー線を製造

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住友電気工業は、自動車エンジンの弁ばねに用いられるオイルテンパー線をインドネシアで製造すると発表した。自動車生産台数の増加に伴ってASEAN地域で伸長する需要に対応する。

インドネシアの製造拠点であるPT.スミデン・セラシ・ワイヤー・プロダクツ(SSWP)に製造設備を新設する。オイルテンパー線は、線材を製品径まで冷間伸線した後、油焼入、焼戻しという熱処理により、高い抗張力と靭性を持つ鋼線で、高い耐疲労性や耐へたり性、耐熱性が要求される自動車のエンジン用弁ばねやクラッチ、トルクコンバーター用ばねに使用されている。

同社グループでは、住友電工スチールワイヤー、北海道スチールワイヤーがオイルテンパー線を生産し、国内外の自動車メーカー・サプライヤーに供給している。

インドネシアなどASEAN地域での自動車生産台数の拡大に伴って、自動車部品メーカーの同地域への進出が加速しており、オイルテンパー線の需要が伸びている。同社では、SSWPに増資後、オイルテンパー線製造ラインを新設し、2013年10月から稼働を開始する予定。

同社グループのオイルテンパー線の生産能力は、2012年度上期対比で約25%増の年産1万8000tに拡大する見込み。

《レスポンス編集部》

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