1-10月のVW商用車世界販売、アジア太平洋は59.3%の伸び

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フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5
  • フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5
  • アマロック

ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲンは11月15日、2012年1-10月の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は43万3700台。前年同期比は5%増だった。

市場別では、西欧がギリシャに端を発した信用不安の影響で、前年同期比1.1%増の23万7600台と微増にとどまる。このうち、地元ドイツは3%増の10万3600台と、フォルクスワーゲン商用車部門にとっては、引き続き単一国の最大市場に君臨した。

一方、東欧は3万4200台を売り上げ、前年同期比は20.5%増と大きく伸びた。南米は、4.1%増の12万1400台。アフリカは18.1%増の1万6000台。アジア太平洋地域は1万5100台を売り上げ、前年同期比は59.3%もの伸びを示す。

車種別では、小型ピックアップトラックの『アマロック』が、前年同期比22.5%増の6万6500台と牽引。中/大型バンの『クラフター』も、32.5%増の4万0400台と好調だ。『T5』シリーズは4.2%増の13万2700台。『キャディ』は12万7800台を販売したものの、前年同期比は2.8%のマイナスだ。

フォルクスワーゲン商用車部門のブラム・スコット取締役は、「1-10月の販売結果は堅調。今後も市場動向を見極めていく」と述べている。

《森脇稔》

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