トヨタ自動車、ホンダ、フォードモーター。米国でハイブリッド乗用車をラインナップしている主要3社の、10月ハイブリッド車販売実績が出揃った。
各社の発表によると、10月に米国で最も売れたハイブリッド車は、引き続きトヨタ『プリウス』シリーズで、1万6774台。前年同月比は52.4%増と、大幅増を維持する。
1万6774台の内訳は、プリウスが前年同月比11.2%減の8788台と後退。一方、2012年3月に追加された『プリウスc』(日本名:『アクア』)は3328台、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)は、前年実績に対して2.5倍の2769台を売り上げた。また、『カムリ ハイブリッド』は10月、2986台を販売。前年実績の9倍近い伸びを示す。
レクサスブランドでは、『CT』や『GS』、『RX』などを合わせて3792台。前年同月比は45.6%増と、9月の54.7%増に次ぐ大幅増だ。
ホンダは、『シビックハイブリッド』が前年同月比5.6%減の453台と後退。また、『インサイト』は前年同月比49%減の251台、『CR-Z』は15.6%減の244台と、落ち込みが続く。
フォードモーターでは、SUVの『エスケープ』が新型発売の影響で、前年同月比98.4%減の9台と、引き続き大幅な減少。一方、中型セダンの『フュージョン』は、前年実績に対して11.6%増の956台と、好調が持続する。リンカーンブランドでは、『MKZ』が2.5%減の465台にとどまった。