東京工業リサーチが発表した10月の全国企業倒産状況によると、負債総額1000万円以上の倒産件数は前年同月比6.0%増の1035件で、5ヶ月ぶりに前年同月を上回った。
負債総額は同53.5%増の2393億5400万円で、3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。負債10億円以上の大型倒産が今年最多の48件、金融円滑化法に基づく貸付条件変更後の倒産が過去最多の31件であることなどが要因。
産業別では、製造業が今年最多の10件。次いで、卸売業8件、建設業7件、小売業とサービス業他が各2件、農・林・漁・鉱業と運輸業が各1件だった。
地区別では、東北・北陸・四国・九州で今年最多となった。