タカタが発表した2012年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比29.7%増の85億6100万円と大幅増益となった。
売上高は同10.0%増の1998億9000万円。欧州では債務危機による影響で減収となったものの、日本およびアジアでは前年に震災や洪水の影響を受けた日系自動車会社向け販売が回復した。
収益では、増収効果などから経常利益は同46.0%増の81億4000万円と大幅増益となった。純利益は同51.1%増の46億3800万円だった。
通期業績見通しは、欧州における債務危機の長期化、および中国における日系自動車会社の減産の影響により厳しい状況になることを踏まえて修正。売上高は前回予測から80億円増の3980億円としたものの、営業利益および経常利益はそれぞれ30億円減の170億円と160億円、最終利益は28億円減の104億円に下方修正した。