曙ブレーキ工業は、ファウンデーションブレーキ(ブレーキキャリパーなど機構部品)研究開発センター設立のため、フランス・ランス市近郊に新しく子会社を設立すると発表した。
現在、同社にはフランス・ゴネス市にブレーキ摩擦材研究開発拠点、アラス市に摩擦材生産拠点があるが、これに加えてブレーキの機構研究開発センターを新設することで、欧州のファウンデーションブレーキビジネスへの本格参入を目指す。
新会社設立で、欧州における総合的なブレーキメーカーとしての地位を確立し、本格的にビジネス獲得を図るとともに、日米欧アジア4極での開発グローバルネットワークをさらに強化。欧州および全世界でのビジネス拡大を狙う。
新研究開発センターは2015年の開設を目指し、具体的に検討を開始。投資は、現在の欧州経済環境を鑑み、フランス政府とも相談しながら慎重かつ確実に進めていくとしている。