【光岡 ビュート オッターヴァ 発表】走るコンサートホール

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光岡・ビュート オッターヴァ
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光岡自動車と、クラシック音楽専門のインタ―ネット放送局“OTTAVA”のコラボレーションで誕生した『ビュート オッタ―ヴァ』の室内は、理想のコンサートホールであるという。

東京放送ホールディングスグループOTTAVAミュージックディレクターの斎藤茂さんによると、音の方向性は3つあると述べる。「音のイメージは、理想のコンサートホールの良い席で、コンサートやリサイタルを聴いている感じです。つまり目の前にオーケストラが出現したり、目の前でアリアを歌ってもらうようなイメージです」。

この音作りを担当したCB FACTORYはさらにこだわり、「運転席では、ホールのやや右側の良い席に座って聴いているように作ってくれたのです。オーケストラの配置もいち音いち音、ひと楽器ひと楽器全てをセッティングして、全ての楽器があるべきその場所から聴こえてきます」

次に、「オーケストラだけではなく、例えば、ピアノやチェンバロ、無伴奏のチェロ一台など、柔らかい繊細な音楽の再現性の高さをお願いしました。つまりアナログ的な柔らかい響きです」。この対応は、「今回ケーブルが全て特注になっており、おまけに全て光ケーブルでつなげばいいのですが、あえて、光ケーブルの間にアナログケーブルを挟んでいます。結果、デジタル機器では生み出すことのできない、アナログ的な柔らかさを、あえてケーブルの部分で表現しているのです」

最後は、「一番大事かもしれませんが、繊細な音楽が柔らかく聴くことができるための静かな空間作りです」。これに関しては、「徹底したデットニング、そして、音だまりという、音がたまってしまうことがあるのですが、これがあると音が濁ってしまいます。この空間の中の音だまりを徹底的に排除する拡散材を設置しました」。そのほかにも、「徹底的な空間の静けさと、響きの豊かさを追求してもらいました。タイヤも音の静かなものを使ったと聞いています。その結果、走るコンサートホールが出来上がりました」とその仕上がりに自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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