10月20日、栃木県宇都宮市の宇都宮市大通りでジャパンカップサイクルロードレースの市街地レース「クリテリウム」が開催された。主催者の発表によると、観衆は昨年を大幅に上回る3万8000人。レースにエントリーしたのは73名。
わずか直線役800m・往復1.55kmの周回コースながら下りでは60km/h前後の速度が出る。70台を超える自転車が自動車並みのスピードで駆けて行く姿を見た観客は一様に驚きの声と歓声を上げていた。
レースは終盤に別府史之(ORICA-GREENEDGE)が猛烈な追い上げを図ると、今年5月に引退しながらもこのレースにだけ現役復帰したロビー・マキュアンがこれを追う展開。そしてゴール直前のスプリントではヤロスラフ・マリチャ(TEAM SAXOBANK-TINKOFF BANK)が爆発的な加速力で最後の登りを駆け上がり、別府らを引き離して優勝した。