UDトラックスは10月18日、低床式後2軸駆動の大型トラック『クオン』の終減速機用フランジに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2010年5月11日~2011年9月5日に製作された140台。
後前軸側終減速機で、前側フランジのスプライン部の遊びが大きいため、フランジとスプラインシャフトを固定する締結用ボルトに過大な入力が生じ、ボルトが折損してフランジと接続されているプロペラシャフトが脱落し、走行不能になるおそれがある。
全車両、フランジを対策品と交換するとともに、締結用ボルト、ワッシャ、スペーサを新品と交換する。
不具合発生件数は4件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。