将来的なF1ルールを決定するプロセスが議論される中、チームとFIA、バーニー・エクレストンが参集する会合に先立ち、後二者がチーム側の権益を認める形で譲歩があった模様だ。
FIA会長のジャン・トッドとF1興行のドン、バーニー・エクレストンは、10月23日にチーム側代表とコンコルド協定改正問題で協議を行う予定だという。
FIAとエクレストン側がチーム側のルール決定に対する影響力を削るため、トップ6チームだけに代表派遣を制限しようとしたため、チーム側が猛反発していたが、統括団体側はこの件を撤回した。
9月中に7チームの代表がトッドに宛てて、F1運営の基本原則の改変を懸念する内容で書簡を送りつけていたという。これ以外の対立点、エントリーフィー大幅値上げやコストコントロールの厳格化などは、会合前の解決には至らなかった模様だ。
いずれにしても来週にはF1の将来を決める重要な話合いがスタートする事は間違いない。