IHI、米ICR社と民間航空機エンジン修理の合弁会社を設立

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IHIは、航空機部品修理を専門とする米インターナショナル コンポーネント リペア社(ICR)と民間航空機エンジンの修理を行う合弁会社「IHI-ICR」を設立することで合意した。

新会社では、エアバス社A320に搭載されている航空機エンジン「V2500」の主要構成部品である燃料の温度を制御する燃料制御モード切替弁(FDRV)の修理を行う。また同社は、IHIとしては初の米国での民間航空機エンジンの修理拠点となる。

IHIの航空宇宙事業本部は、瑞穂工場、相馬第一・第二工場、呉第二工場の3拠点で航空機エンジンの部品の製造や修理・組み立て・整備などを行っている。これまで航空機エンジンの部品修理拠点は瑞穂工場だけだったが、IHI-ICRを設立することで、部品修理の第2拠点を有することになる。IHI-ICRでは、主に北・中・南米地区のエアラインなどからのエンジン部品の修理を受託する予定で、これらのエリアのエアラインから近い拠点で部品修理を行うことで、低コスト化や納期短縮などを目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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