住友三井オートサービスは、ISO 39001(道路交通安全マネジメントシステム)最終国際規格案での認証を取得したことを発表した。
ISO 39001規格は、2007年8月にスウェーデンの提案により策定が始まったもので、道路における交通事故死亡者、重大な負傷者の発生根絶を究極の目標とし、組織が取り組むべき基本要求事項を定めることを目指した国際規格。同規格は、現在 FDIS(最終国際規格案)段階で、2012年11月には正式な国際規格となる予定。
同社は、ISO 39001制定の趣旨に賛同し、自動車リース会社として蓄積した「企業向け自動車事故削減ノウハウ」が、世界中の多くの企業にモデルケースとして活用されることを目指し、今年1月にDIS(国際規格原案)段階でJQA(日本品質保証機構)のパイロット審査を受審した。審査結果は、今年2月に南アフリカにおける第7回ISO 39001国際会議の場で報告され、より使いやすい国際規格の制定に貢献したと評価され、感謝状を授与された。
今回同社は、パイロット審査に続き、FDIS段階でマネジメントシステムを再構築したうえ、JQAの登録審査を受審し、自動車リース業界としては初めて、登録証を取得した。