中国に次いで、新車市場の大きな成長が見込まれるインド。そのインドで、トヨタ自動車が生産能力の増強を計画していることが判明した。
これは9月6日、トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)のVikram Kirloskar副会長が、インド自動車工業会の年次会合で明らかにしたもの。同副会長は、「TKMのバンガロール工場に90億ルピー(約130億円)を投資し、生産能力を増強する」と語ったのだ。
バンガロール工場では現在、新興国向けの戦略コンパクトカー、『エティオス』と、MPVの『イノーバ』を生産中。2012年4月、同工場は初の輸出を開始しており、エティオスが南アフリカに向けて出荷された。今後も需要増が見込まれることから、TKMはバンガロール工場の拡張に乗り出す。
拡張工事は、2013年3月には完了する見込み。バンガロール工場の生産能力は、現在の約5割増しの年間31万台へ引き上げられる。