全体相場は5日続落。
新規材料が見当たらない中、米国株安を嫌気した売りが先行。欧州中央銀行(ECB)理事会や8月の米雇用統計発表など主要イベントを控え、模様眺めムードが支配的だった。
トヨタ、ホンダなどもマイナス圏に転じ、平均株価は前日比95円69銭安の8679円82銭と続落。8月3日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
自動車株は全面安。
トヨタ自動車が30円安の3050円と10日続落。
ホンダが23円安の2448円、日産自動車が14円安の722円と反落した。
スズキが52円安の1363円と大幅続落。インド子会社マルチ・スズキの8月の自動車販売台数は前年同月比40.8%減の5万4154台と急減。マネサール工場の約1か月の生産停止がもろに影響した格好だが、市場は生産が1割程度にとどまっている点を懸念しているもよう。
三菱自動車が1円安の69円と下落し、終値では7月25日以来およそ1か月半ぶりに70円台を割り込んだ。