エンジンオイル・カー用品の総合卸売商社のパルスターは、8月25日まで幕張メッセで開催中のJAPAN DIY HOME CENTER SHOW 2012に、ハイブリッドカーおよびアイドリングストップ搭載車向けエンジンオイルをそれぞれ出展している。
パルスター第二営業部の渡邊秀仁課長は「ハイブリッドカーやアイドルストップ搭載車は、途中でエンジンが止まるので、オイルも冷えてしまう。そうするとオイル本来の保護機能を発揮できない状況が続くことになる。また温度が上下に何度も変化することはオイルの劣化も招く」と開発背景を語る。
このため「モリグリーン ハイブリッドカー」は、エチレン系の化学合成油PAOを配合することで、エンジンの停止時間が長くオイルの適温とされる80~100度まで上昇していなくても、金属の摩擦、摩耗から保護し、オイルの劣化を抑えるようにしているという。
一方、「モリグリーン アイドルストップ」は、エンジンの激しい始動・停止を繰り返す環境下でもオイル本来の性能が引き出せるようにPAOの配合をハイブリッド用とは変えているとしている。ハイブリッドカー向けエンジンオイルはカストロールブランドでも市販されているが、アイドルストップ向けは同社製が初めてと渡邊氏は説明する。
いずれもカー用品店やホームセンターを通じ、5月から販売を開始しており、価格は「ホームセンターでは2980円程度で売られている」という。