スズキ鈴木副社長「インド工場の生産再開は従業員の安全優先」

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マルチ・スズキのマネサール工場
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スズキの鈴木俊宏副社長は8月2日に東京で行った決算発表会見の席上、暴動により稼動停止しているインドのマルチスズキ社マネサール工場の生産再開について「警察の捜査も続いており、まず従業員が安心、安全に作業できる環境をつくること」と述べた。

鈴木副社長は工場の設備について「大きな被害は出ておらず、現在、コンピューターの配線などを点検している」と説明する一方、生産再開の見通しについては「現時点でははっきり申し上げられない」と、明確な言及は避けた。

日本からは10人の復旧要員を派遣しているという。従業員については、「死を覚悟しなければならない状況に追い込まれた人もおり、メンタルヘルス面のケアも必要と考えている」と語った。さらに「スズキはインドとともに30年間歩んできた。この事態を乗り越えてインドの人とともに自動車を生産していきたい」と話した。

《池原照雄》

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