アルパインが発表した2012年4〜6月期(第1四半期)連結決算は、売上高が前年同期比18.2%増の551億8500万円、営業利益が同12.8%減の13億4600万円で、増収減益となった。
国内市販市場で8インチナビゲーションの販売が堅調に推移するとともに、主要取引先自動車メーカーの生産・販売が回復したこともあり、売上は伸長。しかし、車載用ディスプレイなどの部材コストが高止まりしていることにくわえ、円高や競合各社との価格競争が収益を圧迫した。
経常利益は同21.6%減の12億0200万円、当期純利益は、受取補償金11億7800万円を特別利益に計上したことで、同53.9%増の17億2600万円となった。
通期見通しは前回予想を据え置いた。