ヒュンダイ、2012年の世界新車市場予測を下方修正

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ヒュンダイ エラントラ中国仕様(北京モーターショー12)
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世界の新車販売において、右肩上がりの成長を続けてきた韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)。同社が2012年の世界新車市場予測を、下方修正したことが分かった。

これは7月26日、ヒュンダイの2012年上半期(1‐6月)の決算発表の場で、同社のLee Won Hee最高財務責任者(CFO)が明らかにしたもの。同CFOは、「2012年の世界新車市場予測を、4月の予想よりも50万台減らし、7710万台とする」と発表したのだ。

今回の下方修正に至った大きな要因が、欧州で長引く信用不安と、中国での新車販売の減速。実際、ヒュンダイは2012年上半期、欧州で前年同期比15.4%増の23万3000台を販売。しかし、下半期(7‐12月)に関しては、上半期ほどの成長は見込めないとの判断だ。

また、中国では2012年上半期、36万5000台を販売。しかし、前年同期比は4.4%増にとどまり、以前のような勢いはない。

傘下のキアモーターズを含めて、ヒュンダイグループの2012年上半期世界新車販売は、357万台。トヨタグループ、GM、フォルクスワーゲングループ、日産ルノーに次いで、5位につけている。

《森脇稔》

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