日野自動車の山本章正専務取締役は7月25日都内で開いた決算会見で、東日本大震災の復興需要が当初予想を上回るとの見通しを示した。
山本専務は「復興需要については年間8000台から1万台ぐらいあるのではないかと期初に見ていたが、もう少し強いかなという感じ。全般的にレンタカーの少し増えており、これも復興需要に影響していると思う」と述べた。
トラック・バスなどの事業向けエコカー補助金はすでに終了しているが、「大きな反動は感じていない。復興需要でカバーできているかはわからないが、(復興需要向けの)予算がだんだん回ってきて、復興需要につながってきていることもひとつ大きな要因だと思う」と語った。
また復興需要の期間については「1万台がずっと続くということではなくて、だんだん減ってはいくが、数年間はあると思う」との見方を示した。