【新聞ウォッチ】長期化する円高、自動車生産 「ワールドだぜぇ」

モータースポーツ/エンタメ 出版物

レクサス RX(参考画像)
  • レクサス RX(参考画像)
  • 三菱 ミラージュ(参考画像)
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年7月25日付

●車「海外で生産」加速、三菱自タイ製「ミラージュ」逆輸入(読売・10面)

●トヨタ、世界生産2億台突破(読売・10面)

●テレビ不振続き窮地、シャープ大型リストラ検討(朝日・6面)

●トヨタ、レクサス生産の一部をカナダに、九州から移す(朝日・9面)

●住宅・EV互いに電気供給、デンソー、15年以降実用化目指す(毎日・7面)

●アシモ原発作業できる?開発責任者に聞く(東京・7面)

●印スズキ暴動1週間、労使とも傷深く、工場閉鎖正常化メド立たず(東京・7面)

●過労社会・止まらぬ長時間労働、「夫の死何だった」トヨタ緩む残業制限(東京・31面)

●トヨタ、カーシェア参入、最大1200か所、普及に弾み(日経・1面)

●長江で大規模洪水、トヨタなど物流に影響(日経・7面)

●日産車体、生産3割減、円高に対応、年20万台に、今年度国内(日経・9面)

●トヨタ、秋に生産抑制、補助金終了で、年産340万台は維持(日経・11面)

●小排気量の上級車、VWジャパン ターボで走行性向上(日経・11面)


ひとくちコメント

トヨタ自動車が、高級ブランド「レクサス」のスポーツ用多目的車(SUV)「RX」の生産を、国内からカナダ工場へ一部移管するなど、長期化する円高で国内自動車各社の海外生産シフトが再び加速している。

きょうの各紙が大きく取り上げているが、読売は「車『海外で生産』加速」のタイトルで、三菱自動車がタイで生産した新型「ミラージュ」を逆輸入。日本で8月下旬から発売することを中心に報じている。

毎日と産経はトヨタが「石にかじりついても国内300万台体制は守る」(豊田章男社長)としているが、北米向けSUVを九州の宮田工場から米インディアナ工場での生産に切り替えるほか、北米向けの小型車「ヤリス」の生産も来年5月をめどに、グループの豊田自動織機の長草工場(愛知県大府市)から仏北部のバランシエンヌ工場に移管するなど、現地生産を基本に、海外移管へ転換する傾向が強まっていることを伝えている。

また、毎日はキーワードという解説欄で国内自動車各社の海外生産比率を掲載。11年度の乗用車8社中、トップは日産の75.2%、ホンダが72.2%、トヨタが58.6%などと紹介している。各社とも世界生産台数が拡大すればするほど、抑制気味の国内生産の比率が低下することになる。円高下での自動車生産は、ブレイク中のお笑い芸人・スギちゃんのセリフをもじれば、「ワールド(海外)だぜぇ」。

《福田俊之》

編集部おすすめのニュース

特集